第30話「それはないぜセニョール!」



それはないぜ、セニョール!
〜〜 注意事項 〜〜

この話は強烈なギャグと腐臭を放ちますので、
お食事中の方や、未成年の方はお気を付け下さい。

尚、度胸にある方は、口に牛乳を含み、
飲み込まないで溜めながら
お読みください。

覚悟が決まった方は、下へスクロールしてください。








































2003年・・・現代・・・。
巷には物が溢れ、情報は氾濫し、
大都会の片隅には、忘れ去られた人々が蠢き、
林立するビルの谷間には、辿り着く事の出来ない空き地があり、
歩道橋の下には、異空間への入り口があるのかもしれない・・・。
子供達の悪夢は、永遠に覚める事が無く、
大人達の心には、腐臭を放つ闇が巣食う・・・。

この話は、実際にオイラが体験した物語である。






今日の午後の事だった。

オイラは消耗品を買いに、小田原市内のデパートにある「100円ショップ・ダイソー」へ行ったんだ。

今日は色々買わなければいけないものが多くあり、仕事の書類整理に使うバインダーなどの事務用品や、キッチンで使う消耗品、その他様々な物を物色し、オイラは籠に入れていった。それと和風の小物が欲しくてさ、祭りの柄の団扇を買い、それを壁時計に改造する為の時計キットも買ったんだよね。

そんなこんなをしていたらさ、急に何か異次元の感覚がしたんだ。

殆どの場合、霊体験をするとか危機一髪の出来事に直面するとかの前兆で起こるんだよ。今日も何かイヤなものを見てしまうか、体験するか分からず周囲を見回したんだ。そうしたらさ、何か挙動不審の男が近くの「ザ・衣類」のコーナーに居たんだよね。

んでね、オイラは不思議に思って観察してみたのよ。とりあえず感覚的に今回は自分に変なものが襲いかかって来ない気がしたし(笑)

彼の年は25才ぐらいだろうか。ちょっと幼い感じ・・・服装はネクタイ無しの白いシャツとグレーのスラックスに革靴・・・体重は137キロぐらいはありそうな横幅のでかさ・・・雰囲気はキワモノ・オタク風・・・どう間違ってもモテないタイプの。なんつーかソイツの周囲だけ空間が捩れてるって言うか、ある種、黒いオーラが放たれているよーな気がしたんだ。

それでね、何かを手にとって眺めているんだ。

オイラは興味を持って目を凝らしたさ。
何か分かった瞬間、絶句したよ。

彼が手に持っていたものは・・・

























白レースのスケスケ女物パンティ!
黒レースのスケスケ女物パンティ!


い、一応、オイラは自分が何か勘違いしているのかと思い、指輪を薬指に嵌めていないのを確認し、彼の連れの女性がいないか周囲を目で探してみた。

いない。

五分待っても、
十分待っても、
彼はそれを眺め続け、彼の連れは現れなかった・・・。

オイラは、嫌な予感がして目が離せないでいた・・・。

彼は迷った末、白いレースのスケスケ女物パンティ(Tバックタイプ・Lサイズ)を、嬉しそうな顔で籠に入れ、レジへと向かった。オイラも買うものは籠に入れてあったので、後ろに並び、籠の中身をナニゲに見た。

白いレースのスケスケ女物パンティ・・・。

一応、女ではない事は、股間のふくらみをみても明らかだ。

彼はレジで会計を済ませた。オイラも、たまたま隣のレジが空き、そちらで会計を済ませた。彼は白いレースのスケスケ女物パンティ(Tバックタイプ・Lサイズ)に付いている札を鋏を使って丁寧に取り、そしてハンガーから外し、ポケットに収めた。

オイラは嫌な予感がしたんだけどさ、まあ、「誰かに買ってあげたんだろう」って強引に思う事にしてさ、速攻で袋詰めしてトイレに向ったんだ。

まあ、彼の事はすぐ忘れてトイレに入り、小さい方をしていたのよ。そーしたらさあ、同じトイレに入ってくるわけだよ。彼が!

彼は直行でオイラの後ろの「大」の個室に入っていったんだ。

オイラ気になっちゃってさあ^^;
耳が大きくなっっちゃったよ(笑)

しゅるしゅるっ。

(多分ズボンを脱いでいる音)
(ま、まあトイレだから普通だよな)

「よいしょっ」ガタンダン!カチャッ!

(あれ?何でドアにベルトの金具の当たる音がするの?)
(普通スラックスはドアに掛けないぞ?)
(確か彼は手ぶらだったはず???)

しゅるしゅるっパツンッ♪

(あれ??トイレする音がしないのに、なぜパンツのゴムの音が?)


ま、まさかっ!!


オイラは頭をブンブンと音がするほど振り、頭の中からキモチ悪い想像を振り払おーとしたが駄目だったよ。

彼はアレを・・・

穿いたのか?
穿いたのか?
穿いたのか?
穿いたのか?
穿いたのか?
穿いたのか?
穿いたのか?





ぎゃああああぁ!


ハアハアハァ・・・。

それはないぜ、セニョール!
いくらなんでも変態だっ!
勘弁してくれえぇ!


オイラは、その想像に爆笑しそう狂う寸前となった時、個室のドアが開き、彼がへっぴり腰で出てきた。何か締め付けられてキツそうな表情で、股間の収まりを直しながら・・・。

彼はトイレにあるゴミ箱の前に来ると、何かを捨てた。
そして、彼は嬉しそうな顔でトイレを出て、消えていったのであった。

オイラの隣にあったゴミ箱には、一枚のピカチューの女の子用のパンツが残されていた。

オイラは思う。

やっぱし、
穿いたのか?

嗚呼、
青春のストライク!

人生は、
ベリーファイン!


長い人生、色々なものがあるなあ。
つーか、こんな目撃はしたくなかったが・・・。

またひとつ、大人になった気がしたオイラであった。

あー胸焼けがするぜ・・・。

ついでにピカチュウに謝ってくれ・・・。


(最終更新2003/07/21/Mon/01:39:00)






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