FOOLの大将放浪記(16)「八重山諸島黒島チャリ旅」



八重山諸島 雨の黒島チャリ旅
とうとう来た!

とうとう来たのだよこの日が!

へ?何が来たかって?今回の八重山諸島撮影旅行の日が来たんだよ。これまでの500円玉貯金の日々がソーマトーのよーに甦り、オイラは前の日から徹夜で眠れんかった。(とゆーのはウソで、ただ仕事してたら出発時間になっちゃっただけなんだよね〜^^;)

ま、まあ、兎に角、身支度を済ませて荷物を背負い、今回の出発地であるJR小田原駅に向かったのであった。

時間は夜中の三時、乗り込む電車は夜行特急の「ムーンライトながら」だ。この電車は東海道線の始発の動くホンの少し前に、東京方面まで行けるとってもお得な深夜急行電車なのだ。今回、石垣島までの飛行機の出発時間を早いものにしてしまった為、この電車に乗らないと余裕を持っていられないのでそーしたんだ。

しばらくホームで待っていると、出発時間が迫るにつれ、この電車待ちの人達がホームに集まってきた。オイラは職業柄、なんとなく人間観察してしまう癖があるんだが、何気なく見ていた中に違和感のある人物が混じっていたよ。その人物の行動は下記の通りだ。

エスカレーター下りで登場。ウイーン♪
エスカレーター上りで退場。ウイーン♪
エスカレーター下りで登場。ウイーン♪
エスカレーター上りで退場。ウイーン♪
エスカレーター下りで登場。ウイーン♪
エスカレーター上りで退場。ウイーン♪
エスカレーター下りで登場。ウイーン♪
エスカレーター上りで退場。ウイーン♪
( ※ 以下繰り返し )

・・・。
多分、早めに駅に到着してしまってヒマなんだろーと思うが、彼(推定25歳)の行動は、一貫して無意味であった・・・。

コホン。まあ、気を取り直して本文だ(笑)

そんなこんなしているうちに、電車はホームに滑り込んできた。この電車はJR大垣を深夜出発して東京まで行く、寝台ではない廉価版の深夜特急列車なので結構混んでいるんだが、オイラは何とか空いていた座席に座ることが出来たよ。

座った瞬間、睡魔が怒涛のごとく襲ってきたが、まだ読んでいないシーナマコト氏のエッセイを読み、ワンダモーニングショットを胃に放り込んで、無理矢理品川駅までもたせたのであった。

電車は定刻通り品川駅に着き、京急のホームへ移動。ここは始発が出るまでホームへ続くシャッターが閉まっているんだが、そこに寄りかかって家から持参したオニギリを食ったらいつの間にか寝てしまい、開くシャッターに背中をグリグリ擦られて起きた。うーん痛い爽快な目覚めであった。

ヒリヒリする背中を摩りながら、品川駅からエアポート特快に跳び乗り、一路羽田空港駅へ。この電車って乗換えがないから便利なんだよね。

告白するが、実はオイラ、飛行機に乗るのは今回が初めてなのだ(笑)友人に作法と予備知識を事前に聞いたところ、下記のような話であった。

ひとつ)
・乗る前に靴を脱いで、機内に入らねばならない。
ふたつ)
・フライトアテンダントさんに挨拶し、心付けを渡さねばならない。
みっつ)
・座席には正座で乗らなければならない。
よっつ)
・トイレは真空バキューム式なので長時間座ると内臓がはみ出して痔になるので注意。
いつつ)
・パラシュートは常に背負っておかなければならない。
むっつ)
・酸素マスクは飛行の間、必ず正しく装着しておかねばならない。
ななつ)
・機内では日本語で話してはならない。
やっつ)
・やっぱりハゲがある。
ここのつ)
・ここにもハゲがある。
とお)
・とーちゃん頑張るぜ。


・・・。
・・・。
ウソだ!
ぜってえ嘘だ!!


考えてみればこの友人は、悪魔学で言うベリトみたいな奴で、嘘ンコな冗談以外の事を教えてくれた試しがないっ!!まさに100の嘘ンコ情報を持つ男なのだ!!あー信じないでよかった。

まあ、そんなことはどーでもイーんだが、兎に角、早めに空港に着いたオイラは、ANKのチケットカウンターで搭乗手続きを先に済ませ、荷物を預けてベンチで寛いだのであった・・・。

初めて乗る飛行機への期待でワクワクしながら喫煙所でふかすタバコは味がなく、喉は渇いていた。オイラはキンチョーを解こうとトイレに行ったりしていたが、時間が近づくにつれ気分は高まってきた!きた!きた!きたっ!

アナウンスが入り、機内へと乗り込む。勿論、靴は脱がなかった(笑)パラシュートも準備していないのはゆーまでもないっ!

程なくしてハッチは閉まり、飛行機は滑走路の端へ、まるでバスのような乗り心地で動き出した。天候は雨、まさにオイラのキンチョーを表すよーな天候である。

端に到着すると、飛行機はまるでドラックマシーンのようにブレーキロックしながらジェットエンジンの回転数を上げ、最高潮に達した頃、強烈なGとともに滑走路を走りだした!加速は若い頃乗っていたランサーエボリューションでアクセル全開フル加速時の3倍程度の重力って感じだ。そして加速が増した頃、機体はぐいぃ〜んと上昇していったのだ。
すぐ上の雲を通り抜け、それより上層の雲を突き抜けた頃、気圧の関係で涙腺に溜まっていた空気が抜けて泡が出たのには驚いたが、他には何もなく、フライトアテンダント嬢にコーヒーを頼み、それを飲み終えた頃にはいつの間にか爆睡していた。やっぱし徹夜は体力が続かなくなっているよーだ。

しばらくしてトイレに行きたくなって個室に入ったんだけどさ、洋式トイレの吸い込む部分の蓋から空気を吸い込んでいるのを見て、一瞬、友人の言っていたウソを思い出したのは内緒の話だ。

席に戻り、そのまま夢の続きを見たオイラは、着陸準備体制に入ったブザーで起きた。そしてお守りを握り締め(嘘)キンチョーしながら意味なく外を見守り、石垣島空港へ到着した事を神様に感謝するのであった。

天気予報で言っていた通り、やっぱり石垣島も前線の影響で雨だった。ただ、降ったり止んだりの状況だったので、5日間の間には晴れる事へスーパーヒトシ君を賭け、とりあえず初日の観光巡りの始まる石垣港離島桟橋へと向かったよ。

着いた後、速攻で八重山ソバを食い、離島に行く船のチケットを往復で買ったオイラは、荷物をコインロッカーへ預け、カメラ機材だけ持って、黒島行きの船に乗り込んだ。

荒れた海を約一時間、酔う事もなく移動し、船は黒島の港に接岸した。

黒島には観光巡りのワゴン車が待機していたのだが、あえてレンタル自転車を借りることにしたさ。借りる時にチケット係のネーちゃんに聞いたんさ。

F:「雨どうかなあ?」
ネ:「え〜?雨?そのうち止みますよ〜」

オイラはその言葉を一応信じて賭けてみる事にしたよ(笑)この選択が後のガックシに繋がるとは思いもせずにっつーか、毒食らわば皿までの心境であったと言うべきだろーか。
雨の中、とりあえずチャリンコを漕ぎ出したオイラは、横目で島の看板を見ながら、内部へと侵入して行ったのであった。初めに出迎えてくれたのはヤギだった。島の人口218人・牛2697頭・ヤギ40頭・ハブ存在するぜ!というこの島は、面積10.02屬離蓮璽鳩燭鬚靴討い襦まずオイラが向かった先は、黒島ビジターセンターであった。

チャリで走っている途中、雨が段々強くなり、ビジターセンターに着いた頃にはビショ濡れだったよ。とりあえず名物管理人とガイドブックに書いてあったバーちゃんに挨拶し、内部を見せてもらった。そこにはいろいろな民具や民謡とかの解説とかがあり、じっくりと読んだ。見終わった後、バーちゃんの傍に座り、いつものよーに世間話していたのはデフォルトだ。(話し込みすぎてバーちゃんの話が終わらず、結構長居した)バーちゃんの笑顔と扇風機の年季が、印象に残った。

そんなこんなしているうちに雨はやっと小降りになり、オイラはバーちゃんに礼を言ってビジターセンターを後にした。次に向かうのは「日本の道100選」に選ばれた黒島郵便局前の道だ。

そこは黒島中心部ににあり、郵便局から学校へ向かうまっすぐな道なんだけどさ、雨だったから、あんましいい写真にはならなかった。ただ、自然が豊かな事は感じることができたさ。しかし、やっぱり人口が少ないのか、現地の人間を殆ど見かけなかった。

やっぱり雨が原因なのか移動の疲れなのか、この日は写真を撮る意欲が少なくてさ、ケツも痛くなったしってコトで、ざっと回ってチャリを返して、船に乗り込んで石垣島へ帰ったのであった。

それから一旦宿へ荷物を置きに行き、市街地の安い居酒屋でトーフチャンプルや島蛸揚げやタコライスやグルクンなどを食い、パインハイとシークワァサーハイなどを飲んだくれて現地の味を腹に詰め込んでから寝たよ。

明日は西表島だっ!晴れるといいな〜。

次のオハナシへGO!


(最終更新2004/08/06/Fri/18:14:14)






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