FOOLの大将放浪記(21)「カレーの王子様よ永久に!」



FOOLの大将放浪記(21)「カレーの王子様よ永久に!」
 「うー、どっか行きてえなぁ。」

 最近はそう思いつつ仕事して、近場でウロチョロして気を紛らわしていたワケさ。大手を振ってイタリアミラノ十日間ほどの大望でもなく、南極オーロラ砕氷船ツアーでもなく、ささやかな日帰りの冒険で十分なんだけれど、まあ兎に角、最近雑記の更新もしていないし、かる〜く放浪にでも行きたいと思っていたんさ。

 そんなこんな状態で思い付いたのが「横濱カレーミュージアム」なワケだよ!そう、関東に住むカレーの王子様達の聖地とまでは言わないが、この上なく胃袋をシゲキする最前線のデリシャス・スポットだろう。

 思い立ったが吉日、早速オイラは小田原駅から東海道線〜京浜東北線とJR線を乗り継いで、関内駅徒歩三分にある現地へ向かい、魔性の速さで到着したのであった。その途中で目の前に座ったオバちゃん二人組が、モノスゲー騒がしかったんで居眠りできなかったぜ。(笑)

 今日の現地の天候は小雨でさ、まあ、そんなコトはどーでもいーんだけど、丁度昼時だったし、日曜日って事で現地前にはもう行列が出来ててさ、資料写真を撮ってから10分ほど並んで、案内のスタッフに促されてミュージアム内部に進入していったのだわな。これで平日の午後とかだったら、全然並ばないで入れそうな気がしたよ。

 この横濱カレーミュージアムのビルは1〜6階までがパチンコやゲームセンターとかが入っているアミューズメントビルでさ、エレベーターに乗り込んでまずは8階に上るんだけれど、エレベーターを降りると、スタッフのオネーちゃんがサリー姿でお迎えしてくれて、このミュージアムのシステムを詳しく説明してくれた。

 サリーちゃん(笑)の説明によると、内部には全国から選りすぐられた10件のカレー専門店があってさ、それぞれレストランや屋台のスタイルで営業をしているらしいんさ。

 とりあえず「ふむふむふ〜む!」と説明を聞いて、まあアトは分かるべェと中に入っていくと、中央は吹き抜けになっていてさ、レトロな色の照明が、戦後の昭和みたいな雰囲気を盛り上げていたよ。

 最初に入った店は「木多郎」だった。入り口に近い「ハヌマーン」に入ろうかと思ったんだけれど、待ち時間が物凄くてさ、とりあえず20分待ちだった方にしたんさ。この店で食べたのは”チキンカレー(お試し)¥550”ってやつなんだけれど、スープ・カリーでさ、汁に匙でメシを浸して食べるスタイルなんだ。今回頼んだ中辛は、なかなか出汁が効いた味だったよ。

 今回の取材の方針は「お試し版」をなるべく全店食べていこうって感じでさ、会計をソッコー済ませ、次の「パク森」へ。

 ここのお奨めカレーの”パク森カレー(お試し)\550”は上に円盤状の野菜と肉のペーストがのってるんだ。味はヘルシーっつーか、上のペーストとカレーの風味がよかった。待ち時間も店員が機敏に動いていたんで10分程度で済んだ。

 次に向かったのは「伽哩飲茶楼」だ。ここは横浜中華街の”伽哩まん横浜中華街風\500”を食べたよ。(ホントは口ヘンに加だけど出ないからあて字ね)ここの肉まんは風味が良いんだ。ちょっとコゲ風味をわざと付けて食欲をそそる。屋台タイプなんで待たずに買えたのもよかった。

 その次は大阪の「せんば自由軒」だ。ここのはドライカレーでさ、真ん中の卵と混ぜて食べるんだ。人によってはこの”インディアンカレー(お試し)\550”にソースをかけて食べるらしいんだけれど、オイラはそのまま混ぜて食べた。味はカレー粉の風味がレトロで、戦後のカレーの味を知っている人には懐かしい味なんだろうね。待ち時間は5分だったさ。

その次は「HISAMA'S Kitchen」だ。ここはTVでおなじみお助け料理人平野寿将氏の和風カレーだ。オイラが今回頼んだのは”大豆と水菜の京風カレー豆乳かけ(お試し)\550”だったんだけれど、中に入っている油揚げがちょっと油っぽくてキツかった。味は悪くはないんだけれど和風テイストがオイラ的にはイマイチだったかも。屋台タイプなんで待たなかった。

 さてさて、少量のお試し版を食べていたからここまで何とか食えてきたけれど、この辺りからそろそろ腹がキツくなってきたさ。(笑)

 次に食べたのは屋台の「パク森アート」の”カレーパン\450”だ。ここでいったんサッパリしたものが食いたくなってさ、このカレーパンの野菜スティックがオイラを救ってくれたよ。(笑)パンに焼き穴を開け、そこにプレーンカレーを注ぎ込んでレタスで巻いた野菜スティックを差し込む。そのバランスは丁度良くて食べやすい味だった。注文を受けてから作るスタイルで、大体5分ぐらいで出来上がりだったさ。

 オイラはそろそろ限界が近付いていた・・・。んで、この「Kingデリー」で最後にしようと思ったのよ。最後に頼んだメニューは”カシミールカレー(お試し)\550”にしたさ。このカレーは本場のインドやパキスタン地方で食べられている味の大辛で本場風味と旨さが一体となったカレーだ。待たずに食べられたし、味も締めの一品にふさわしいものだったよ。

 しかしさ、今回一応全店制覇を目指してたんだけれど、このカシミールカレーを食った時点で腹が限界でさ、「ハヌマーン」と「皆喜多亭」と「讃岐五右衛門」は無理だったよ。まあ、次回、また機会があったら食べるべェ。

 うーん、オイラも”カレーの王子様連盟小田原支部会員番号00”を自負してるが、全店制覇出来ないなんて、まだまだ修行が足らないようだ。(普通は出来ねぇってば!)三人ぐらいで行って一皿しか注文しないで食ったら出来るかも知れんが、ここの店達は「一人一品」制度があるんでダメだわな。ミュージアムとしては何回も来て欲しいから、「お試し」でも全部は食えないようになってるんだ。

 そういえば小耳に挟んだんだけれど、オープン当時の新横浜ラーメン博物館なんて「お試し」メニューが無かったんだってね。入場料を払って入って、一杯で満腹になってしまう正規メニューを有料で食べて、帰るだけだったらしい。(今はミニラーメンが出来たらしいけど)その点このミュージアムは入場料無料でお試しメニューがあるからまだ救われてるよね。

 さてさて、そんなこんなで今回、充実した(腹が・笑)放浪というか、なかなか良かったよ。今度は小田原に出来たラーメン村だか何だかに行ってみようかな?

取材協力
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(最終更新2004/08/04/Wed/22:54:15)






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