占い師の怪談(3)「蛆(うじ)」



蛆(うじ)
FOOLってさ〜よく「金縛り」かかるんだよね。

「金縛り」って、疲れてかかるやつが多いんだけど、

中には
「本物」の金縛りってあるんだよ。

FOOLが体験したやつを今回は語っちゃおうかな。







































暑い夜だったんだ。
そう、今日みたいにね。

寝苦しくってさ、
何回も寝返りうちながら寝ようとしてたんだ。

その日は満月でさ、
月が赤茶けて空に浮かんでたんだっけ。

珍しく早寝しようと思ったんだけど
なかなか寝つけなくて・・・・・



でも、しばらくすると
やっと寝つけそうな感じになって
うとうとしだしたんだ。

でも、眠りに落ちそうになりながら
何かの「息遣い」を聞いたような気がして
起きたんだ。

ネコも近くに居ないし・・・

「おかしいな?」
「気のせいかな?」と思って
また眠ろうとしたんだ。

でも、なんか変な気配するんだ。

で、もう一度起きようかな?と思った瞬間!

体が動かない!

「やべ〜!来ちまったか?」

普通の疲れた金縛りってのは、
体が眠った状態なのに、
脳みそだけが起きている状態で
体の末端の方から痺れる様にかかるんだけど、
今回は、いきなり
抑え付けられて
動けないんだ!

で、耳元で聞こえるんだよ
「はあ〜っ!はあ〜、おお〜〜〜」

潰れたような男の声でさ、
息がかかりそうで・・・・
耳の辺りがぞわぞわするんだよ。

とっても怖くなっちまってさ、
でも耐えてたんだ。

でも、一向に状況が変わらなくて
変な匂いもするし、
思いきって目を開けてみたんだ。

そこには・・・・・・









髪の毛がめちゃくちゃに乱れてて
頬が何かナイフのようなもので削り取られて
頬骨が露出した顔を持った若い男がいたんだ!

顔に「蛆(うじ)」がわいててさ、
どうやら「腐ってる」みたいなんだ。

で、こいつが俺が目を開けたの気がついてさ、
口に「にた〜」みたいな笑い浮べるんだよ!

そうこうするうちに、こいつが・・・・・

首を締めようと
半分腐ってぶよぶよになった手を
俺の首に持ってきたんだ!!


「やばい!殺られる!」
そう思って必死で体を動かそうとするんだけど
動かなくて、結局気絶しちまったんだ。

翌朝、
一応生きてたんだけど・・・・
起きて鏡を見たら、



手の跡が
になってついてた…




(最終更新2003/02/22/Sat/00:53:17)






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