恋愛と言ふもの…(5)



第一話


再会したのはビーチサイドのカフェだった。

夏…湘南の風が流れている。
夕暮れ時にサザンの「真夏の果実」が聞こえた。
俺はテーブルについて海を見ていた…。
夜が空を蝕んでいく。

ふと、名前を呼ばれた気がした。

振り向くとどこかで会った事のある瞳が見えた。
記憶を探る…。

昔の記憶だった。
遠いガキの頃の…。

俺は向かいの席を見る。

「久しぶりね」

止まっていた砂時計が、また流れ出した…。

to be continued


(最終更新2004/08/06/Fri/22:00:57)



第二話


二人で「夜」を見ていた…

車たちは夜のアスファルトの河を流れる。
そして様々な人間たちは思い思いの場所へ。

昔免許をとりたての頃、この場所は二人でよく来た場所だった。
俺も彼女も黙って赤いテールランプを見ていた。

昔の事がお互いに蘇ってきた…。

to be continued


(最終更新2004/08/06/Fri/22:01:08)



第三話


街が見える高台の公園で待ち合わせをした。
あの頃と同じように…。

それから映画を見て、そしてウインドーショッピング。
カフェで紅茶を飲んで、たわいのない話をした。

一瞬、タイムスリップしたような感覚を覚え、

そして…。

to be continued


(最終更新2004/08/06/Fri/22:01:21)



第四話


街に夕暮れが迫っていた。

川面に映る光は、徐々に薄れ、
濃密な夜が訪れようとしている・・・。

「もう帰らなくちゃ。」

突然彼女は言った。
俺は黙って頷き、彼女を送っていく。

彼女が家に帰った後、同じ場所に戻り、
太陽が沈んでいくのを見ていた・・・。

あの頃の彼女と何処も変わっていなかった。
ただひとつ、
彼女の左手に指輪が光っていた以外は・・・。

そして俺は、誰かに恋をしようと思った。

end


(最終更新2004/08/06/Fri/22:01:34)






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