K君秘話(4)「芦ノ湖事件」



K君秘話(4)
それは寒い季節…
そう、あれは芦ノ湖が釣り解禁になったマス釣りの季節だった。
おいらとK君は早速予定を合わせ、
オイラの愛車に道具を積み込んで湖への道をひた走っていた。

K:「いや〜悪いねえ〜。」
F:「へ?何んが?」
K:「わざわざ俺の爆烈大漁の為に車出してもらうなんてさあ。」
F:「ほげえぇ!」
K:「君は釣れなかったのにねえ。」
F:「釣る前に何をほざきやがる^^;」
K:「手も魚臭くなっちゃってさ〜。」
F:「う〜むむぅ(TT)縁起わりーことを^^;」
K:「今日は俺しか釣れねーよ。」
F:「エキサイティングなことを言いやがる^^;」

そんなこんな会話をしているうちに、
今日のフィールドである箱根芦ノ湖に着いたんだ。
オイラは思った。

コイツを差し置いて釣るよー!!
てゆーか、先に手を魚臭くしてやる!!!


決着の場所は芦ノ湖湖尻だ!

オイラとK君はボートに乗り込み湖面へと漕ぎ出した。。
その日は風も少なく湖面も穏やかで、
まさに絶好の釣り日和だった。

ボートはポイントに到着し、アンカー(錨)をおろした。
そしてオイラは餌の底釣りとルアーで、
K君はルアーのみでレインボートラウト(虹鱒)を狙ったのだ。
オイラは魚臭くなる為に卑怯にも前もって餌を用意しておいた!
そんなオイラを見ながらK君は、

「え、餌なんてキタネェ!卑怯者〜!!」

そんな科白を言ったが、
要は釣れたモン勝ちだ!
卑怯といわれようが勝ちは勝ちだ!
デビルFOOL君としては、
「いや〜魚臭いなあ(^^)」
その一言を言う為には、
悪魔にもなってやる!
覚悟しときんしゃい!

固い決意のオイラは竿を振りキャストをした。

〜〜〜〜開始から一時間後〜〜〜〜

とうとう来た!
と、言ってもアンネの日記の「来た」ではない。
オイラの餌釣りの竿にアタリがあったのだ!
竿はすごくしなっている!
まさに「スーパーレインボー級」の引きだ!

〜解説スーパーレインボーとは!〜
それは虹鱒(レインボートラウト)の40センチ以上の個体を表す。
けしてレインボーマンの事ではない!(間違えねえか^^;)
湖底を棲み家とするなかなか釣れない大虹鱒である。
ただし…まずい^^;大味である。

糸を送ったり巻いたりを繰り返しながら着実に魚を近づけていった!
オイラとK君は見た。その銀鱗が輝くのを!
光る魚体はブラウンがかった虹色に輝き、オイラ達を熱くさせた!
しかし不幸は突然襲ってきたのだ。
いか〜ん!掬い網がないィ〜!(T_T)
釣りでは結構こういう小物が威力を発揮する。
まさにその必需品を忘れてきてしまったのだ!
網さえあればGET出来るのにいいィ!
オイラは灰色の脳細胞と自称する脳みそ(マルコメとも言う)で考えた。
動き回らせ弱らせてから採り込もう!
まあ、考えとは言ってもそんな程度なんだけどね^^;

K君はその時言ったよ。

「よし!抱き取りだ!」

〜〜〜〜解説抱き取りとは〜〜〜〜
竿や糸の太さにより取り込むのが困難な魚を、
体で抱くようにして押さえGETする方法である。

F:「ちょっと待てえぇ!落ちるって!!」

さすがに止めたよ^^:
でもさ、どうやって採り込もうかと思ったよ。
策はないし、やはり弱らせて……

しかし、闘争の終わりは突然来た!
糸がプツンと音を立てて切れてしまったのだ。
終わった……何もかも……
(By力石徹(T_T))

ふとK君を見るとデビルのように笑っていた…
く、くやし〜〜!
(でも危険を顧みず抱き取りしようとしてくれたんだけどね)

F:「ちきしょう!悔しいなあ。」
K:「まあしょうがねえべ。」

オイラ達は気を取り直し、次の釣り場へ向かう為、
アンカーロープが緩まないようにしていた結び目を解き、
アンカーを引き上げ、ボートを漕ぎ出した。

オイラ達は気がつかなかった…
その行為が後に起こる事件の為の
プレリュードだったことを…

オイラ達は次の釣り場を目指しえっちらおっちらボートを漕いでいった。

空は晴れ、箱根の山並みは紫に輝いている。
遠くに富士山が見え、風が湖面を渡っている。

オイラ達はひとしきり移動した後、
深場になった場所へボートを止めた。

F:「よっしゃー!アンカー下ろしてくれ。」
K:「あいよー!」

K君はアンカーを湖に静かに下ろした。

K:「おおお、お〜〜〜〜〜!」
F:「ど、どうした?」
K:「あ、アンカーが…!」
F:「ほえ?」
K:「アンカーが沈んじまった!」
F:「ンなのあたり前田のクラッカーぢゃん!」
K:「ちげえ!ロープごとだ!
F:「げええええ!?」

どうやらアンカーをボートに縛っていた結び目まで、
アンカーを引き上げる時に
ほどいてしまっていた^^;
ナイスボケ!

K:「や、やべえよ。やっぱ弁償かなあ^^;」
F:「そ、そんなに高くねえべ〜^^;基本はコンクリートだし。」

オイラ達は釣りどころではなくなってしまった。
だってアンカーがないと流されちゃうモン^^;

F:「しょうがねえ。ボート屋のヲヤヂに謝るべえ。」
K:「そうだな。帰るか。」

結局、オイラ達はボウズのまま釣り場を後にした…。

へ?アンカーの弁償の件はどうなったって?

ソイツは禁句だ(爆)


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(最終更新2003/02/18/Tue/13:22:29)






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