君の名は |
ある日、僕等はブラックバス釣り(夜釣り)に出掛けた。 しかーし、その、なんだ、成果はいつも通りである。 なんちゅーかな〜・・・いわゆるボウズってやつ!(笑) これはホント辛いんだよ。伊豆の一碧湖までワザワザ行って0匹だから(TT) 毎年一回は行ってるのに、ここ数年バスの姿を拝んだ事ないぜ(二人とも) で、行く時の車中はお互い釣れると思ってるから会話も盛り上がるわけだ! しかしね〜帰りは疲れと釣れない虚脱感で無言になっちゃうのよ。 まっ お互いボウズってことは、 俺が数年前にFOOL君に言い放った名セリフ!! 手が魚臭くなっちゃった〜を言えないのさっ! FOOL君は絶対この言葉をお返ししてやると言っているが、 未だに釣れないんで悔しい思いをしたままなんだよ。 でも、この日の2人は何かが違った。 あまりの悔しさに耐えられなかったのだ。 2人の意見は一致した!「このままじゃ納得できねぇ」 一先ずFOOL君の家に帰って夜を明かし、 [針にエサさえ付ければ誰でも釣れるポイント]に行くことにした(笑) そのポイントとは、早川漁港である。 ここはね、いつ来ても“入れ喰い状態”で、 2人のように「釣れない釣り人」にとっては(笑) まさに楽園なのだ!! 針を沈めた瞬間に釣れてしまい、嫌でも手が魚臭くなってしまうのさっ。 で、余興が長くなったが、ここからが本題(暴露)だよ。 釣りをする為には準備しなきゃいけないよね。 それである一軒の小さな釣具屋に入った。 ここでエサ・針・ライン(糸)を揃えるわけ。 それともう1つ大事なのは、何が釣れるか情報を聞く!! 季節によって釣れる魚が違うからだ。 しかし・・・ここでハッキリ言っておこう。 何故か情報を聞いても釣れるのはハゼだけ(爆) まあ〜釣り人のタシナミとして一応聞いてるの^^; そんなこんなで僕等は道具を選び、 先ずはFOOL君がレジに向い、次に俺が会計を済また。 俺が会計をしてる時に、FOOL君は店内の品物を物色していた。 そして、支払いも終わり2人は店を出た。 しかし、ここからが事件の始まりだった!! ポイントに行く為に車に乗り込む瞬間だった・・・ FOOL:「アレ?」 K :「どうかしたの?」 FOOL:「・・・・・・」 FOOL君は自分の手を見つめていた。 FOOL:「なっ、なんじゃこりゃぁ〜」(松田 優作風) 俺はFOOL君の手に握られてる物を見た。 K :「何って、ただの針じゃん」 FOOL:「針なんだけどさ〜・・・」 そして、次に意外な言葉を聞かされた。 俺は思わず自分の耳を疑った! FOOL:「これ・・・金払ってないよ」 K :「えっ!」 FOOL:「いっか〜〜〜ん」 K :「それって、俗に言う“万引き”ってやつ?」 そう彼は・・・僅か50円の針を無意識に万引きしてしまったのだ!! FOOL:「いかん いかん ちょっと金払ってくるよ」 K :「そうだな、ちゃんと謝ってきなさい」 FOOL:「おっ、おう」 彼は再び店内に消えて行った。 そして数分後、無事戻って来たのだった。 FOOL:「いや〜マイッタよ、俺としたことが」 K :「お主もなかなか悪よのぅ〜へっへっへ」 FOOL:「お代官さま〜何卒この事はご内密に」 K :「ぎゃはは」 FOOL:「めんぼくねぇ〜」 K :「いきなりギャグかましてくれるじゃん」 FOOL:「我ながらマジで驚いたよ」 K :「いいこと思いついた!」 FOOL:「なんだよ〜また変な事だろう?」 K :「これで君のアダ名は決定!!」 FOOL:「ひっじょ〜にやな予感が・・でも聞かせて」 K :「今から君のことを・・・」 マンビーふ〜る君と呼ばせてもらうぜ!! FOOL:「それだけはヤメてくれ〜〜〜」 K :「いいじゃん照れるなよぉ〜マンビ〜♪」 FOOL:「くううううう」 この事件から数週間、彼は「マンビー」と呼ばれ続けたのだった。 次のオハナシへGO! (最終更新2004/07/27/Tue/18:21:06)
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